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映画「マシニスト」 罪悪感の地獄

  21, 2015 07:25


映画「マシニスト」

マシニスト ①

マシニスト ②

マシニスト ③

マシニスト ④


映画「マシニスト」

2004年 スペイン、アメリカ
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:スコット・ソーサー
出演:クリスチャン・ベール
ジェニファー・ジェイソン・リー
アイタナ・サンチェス­=ギヨン
ジョン・シャリアン
マイケル・アイアンサンド
音楽:ロケ・パニョス

クリストファー・ノーラン監督ダークナイト三部作で
バットマンを演じたクリスチャン・ベール
彼の役作りの為のダイエット話ばかりが話題になる不遇の作品ですが
物語の難解さはかなりありますが、ものの善悪や
悪い事をしてしまった人間の精神状態、罪悪感が引き起こす不可解な現象
人が持つ罪悪感がどれほどの苦痛なのかを提示するお勧め映画です。

主人公トレバー、彼が狂気の中で罪を否定する為に作った幻の人間達
そして彼に罪を認めさせ、この罪悪感と不眠の地獄から救う救世主
もう一人の自分との対峙が特に面白いです。
何よりも罪を認めたくないトレバーにとって罪を償うように誘導する
アイバン(トレバーの良心)が醜悪な容姿で頻繁に彼に接触してきます。

最初はどっかのやさぐれたギャングなのかと思うアイバンですが
全てを思い出し、罪を告白すると決めたトレバーに手を振る仕草は
可愛らしく演出されてます
見た目は醜悪でも彼の最後の良心であり救いの天使なんです。




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Comment 2

フート軍曹  

 仮想現実の技術が進歩して、いつか実際にこんな幻を体験させられる刑罰が出てくるかも知れない。

 クリスチャン・ベール、好きです。「リベリオン」や「アメリカン・サイコ」のときから冷たく鋭い眼光が似合うなあと思っていた役者でしたが、「マシニスト」ではその鬼気迫る演技にさらに磨きがかかっておりました。何かと減量ネタで話題になる本作ですが、あの骨と皮だけの姿だからこそ、一年も不眠症に悩まされた男の本物を演じられたのではないかと。しかし、やはり中身はクリスチャン・ベール。時折見せる笑顔はたまらなくセクシーで格好良いのですよ(笑)。

 クライマックスの種明かしで、「そういうことか」と観客に唸らせるタイプの物語ですが、「不眠症」と「もう一人の自分」繋がりで、どこか「ファイトクラブ」を思い出させる作品でもありました。人間はこうも自らを追い詰めることができるのでしょうか。先の見えない展開に息が詰まりそうでした。しかし、終始あれだけの狂気を漂わせていたのに、最後に眠りに落ちるときカタルシスすら感じたのは何故だろう?結局のところ我々がみなトレバー本人だったのかも知れません。誰もが少なからず罪を抱えているんじゃない?的な。思えばアイバンは、良い笑顔の天使だったのかも!

 「映画」というカタチで、一人の男の心を描いたものとしてはかなりの傑作ですね。またレンタルしてこようかなあ(・ω・)


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夜神結衣  

フート軍曹様へ コメントありがとうございます。
そうです「ファイトクラブ」と被るんですよね。
そしてフート軍曹様のコメントを読んでいると、映画の深い部分で、また違う視点から考えさせられちゃいました。
こういう精神面の葛藤を主軸にした映画は視点や捉え方を変えるだけで気付けなかった隠しテーマを見つけられたり
主人公の行動や作り上げた幻想の更なる理解も深まります。
レンタルに収録されているか解りませんが特典映像の監督のコメント(字幕)版ではどうしてこんな演出にしたとか種明かしや撮影秘話があって、私はその部分でここまで計算済みで映画を作ったのかと唸りました。
私の文章よりも監督やスタッフの言葉の方が説得力有り過ぎですので是非もう一度レンタルして欲しいです。
(レンタルで我慢出来なくなって購入しちゃった私です)
文章で思った事を表現出来ない自分がもどかしいです(悔しい)

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