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2014年1月に読んだ本と漫画

  02, 2014 22:48

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3688ページ
ナイス数:52ナイス

魔法少女・オブ・ジ・エンド 1 (少年チャンピオン・コミックス)魔法少女・オブ・ジ・エンド 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
表紙に騙された人も多いと思いますが私はハマりました。ジョージ・A・ロメロ監督のナイト・オブ・ザ・リビングデッドを初めて見た時と同じ衝撃で連載でここまでグロを描いた作者の意欲が凄いです。流行のゴスロリ少女が人類を殺戮し増殖していくゾンビ設定が「姿だけが綺麗であればいい世界」を皮肉っているようにも感じます。魔法少女と言えば天使の扱いですがこの漫画では真逆。日常が一変し地獄になってしまった主人公達にはつかの間の仲間でさえゾンビ化して襲って来ます。「虐殺の果てに何が有るのか?実は何も無いのか?」続きが楽しみです。
読了日:1月3日 著者:佐藤健太郎
暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)感想
いよいよ終盤への展開かな?暗殺とメンタルの強さをタコの殺せんせーから叩き込まれ立派に成長したE組の生徒達。夏休み孤島で先生を追い詰めるも、別のプロ暗殺者の手によってE組の仲間が瀕死状態になり烏丸もタコ先生も怒り爆発。しかし烏丸よりも予測を超え成長したE組生徒達は治療薬を奪いに烏丸の指示を持つ。大笑いしたのはエロ本によって表情が違う殺せんせー、どんなエロシチュ好きな先生なの?そして殺せんせーが生徒へ気がついて欲しいと願った「最後まで殺せんせーでさえ気付けなかった勝ち負けと力の意味」どんな最終展開になるの?
読了日:1月5日 著者:松井優征
ナナとカオル Black Label 4 (ジェッツコミックス)ナナとカオル Black Label 4 (ジェッツコミックス)感想
BlackLabelは更科と満子の主軸ストーリーだと思っていたが、今度は更科満子不在のあの家で二人っきりで想いのたけを促すような展開で次の巻へ・・。果たしてナナとカオルの二人はどうなるのか思わせぶりなまま次巻待ちで悔しい所。嵐の中でナナが雨に濡れている描写がエロくてドキドキさせる。誘ってる?カオルじゃなくても縛りたいし責めたくなるだろう。ナナが魅力的過ぎて困る。甘詰留太は肉体美とメンタル面の描写が上手い、プロで長い間やっているとここまで表現できるのか、本当にナナとカオルシリーズを読めた事を感謝。
読了日:1月5日 著者:甘詰留太
火の鳥 (2) (角川文庫)火の鳥 (2) (角川文庫)感想
手塚漫画を読む時は絵柄で馬鹿にされてしまうがアドルフに告ぐに続き名作だと感じる。特に未来編は人類の未来の姿を予見し人類が犯す愚かな生物としての業をマザマザと感じずには居られない。火の鳥から永遠の命を与えられたマサト、そして異形の恋人タマミの一途さ。二人の愛の純粋さを機械までも理解していた展開にはグッと来た。故に猿田博士がタマミへの愛により二人を引き裂く結果になるがタマミは命がつきるまでマサトへ愛の夢を見せ続ける。マサトは人類の過ちを知りながらも火の鳥と共にそれでも何度も新生命に希望を託す。もはや哲学展開。
読了日:1月5日 著者:手塚治虫
彼女を守る51の方法 1 (BUNCH COMICS)彼女を守る51の方法 1 (BUNCH COMICS)感想
東京に大地震が起こったら・・・3.11の時でさえ首都圏はあの有り様。この漫画では阪神大震災での経験から帰宅困難者や液状化現象の被害想定をして大地震の怖さを訴えていた。古屋兎丸が描いたにしては意外な真っ直ぐな性格の主人公ジン。作者が男性だからこそ、なな子を無事に家まで届けると言う男性の心理描写が読んでいて心に突き刺さる。対比像としてなな子のカリスマのソドムの暴言や立ち振る舞い、多分ソドムのような自分本位な人達が多いと踏んで容姿は綺麗でありながらも性格は醜い有り様を描いたと思う。古屋兎丸らしくはないが良い漫画
読了日:1月8日 著者:古屋兎丸
Jの神話 (文春文庫)Jの神話 (文春文庫)感想
薦められて読みました。前半は謎解きミステリー系?全寮制の女子高のカリスマ生徒会長の死。女探偵黒猫が登場したくだりではシリーズモノかと思いましたが、結局、ジャックから始まったJ(ペニスのみの遺伝子)を女性が受け継ぎJの種をバラ撒く・・。女性同士の性描写が生々し過ぎて困惑しましたが、オチが快楽堕ちでいいのかと苦笑。Jの性の快楽に女性達は支配されますが本人達は純愛のように楽しんでいます。最後にJについて聖書まで引用した事に物語の設定の上手さも感じられます。ホモ医者からJの秘密を暴く黒猫がカッコイイ。
読了日:1月11日 著者:乾くるみ
イシス (潮漫画文庫)イシス (潮漫画文庫)感想
古代エジプトが舞台のイシスとハトシェプスト。どちらの話にも不思議な能力を持った女性が登場します。イシスの夫への献身振りは愛なのか謎ですが死体から子を成し夫の仇をとったイシスに拍手。ハトシェプストでは紫の瞳の王女に恋をした女性メヌウ。妹の死でオツムがおかしくなっても紫の瞳の王女への恋心だけで生き、王女が王座に付くと予知しながら朽ちていく最後が山岸さんらしい展開。紫の瞳のハトシェプストの中性的な魅力が絵から伝わってきて読んでいる自分もハトシェプストを好きになりそうでした。水浴びシーン最高!!
読了日:1月11日 著者:山岸凉子
惡の華(10) (少年マガジンコミックス)惡の華(10) (少年マガジンコミックス)感想
暴走したまま死ねれば春日も仲村も後に待つ犯した罪の重さに気付くことも無かっただろう。思春期の危険な遊びの代償を思い知らされる十巻だった。故郷に帰って待つのは冷たい視線でしかなかった。それでも泣きながら仲村の居場所を教えた木下は自力で惨事を止められなかった事を悔い、春日に想いをぶつけ泣く姿が痛々しい。あれから仲村の心がどう変化したのか気になる。黒髪になったのはちゃんとした反省から?それとも心の底に悪の華を咲かせたまま、華の種を撒き散らそうと企んでいるのか、表情が相変わらず妖し過ぎ。次巻が気になり過ぎる展開。
読了日:1月14日 著者:押見修造
けもの道を笑って歩けけもの道を笑って歩け感想
読んでいてとても楽しかった。前作の非道に生きるより文面は明るい。自身の体験から映画になぞらえて羅列していく形式がありがたい。これからどんな映画を観ればいいかの指針にもなった。監督にも俳優にもなる気の無い私ですが園子温が好きだと書いた作品が私の好きな映画と同じだと興奮した。破天荒な人生を生きた監督だけに視野は世界規模で今の邦画が世界に認められない原因をよく解っている。この人が居なければ日本の映画界は原作を流行小説に頼る映画とアニメばかりになっていただろうと思う。
読了日:1月14日 著者:園子温
諸星大二郎特選集 子供の情景 (ビッグコミックススペシャル)諸星大二郎特選集 子供の情景 (ビッグコミックススペシャル)感想
諸星漫画は常に未来を先読みしている感がある。初読みの「地獄の戦士」は1979年掲載とは驚き。最後に「勝手に居なくなってしまったのは人間達。見せかけでも人間社会を維持していかなければならない。あたし達(作られたクローン)の存在目的は人間らしくなる事だけなのだから・・」人間から命令された事を実行したたげの悪意の無いクローン達。人間がクローン任せにした結果、人類は堕落し自滅したと言わんばかりの最後の言葉には今のSF界で警鐘している人間の科学技術のおごりが見受けられて、壮大なSF映画でも観ているようだった。
読了日:1月18日 著者:諸星大二郎
諸星大二郎特選集 3 遠い世界 (ビッグコミックススペシャル)諸星大二郎特選集 3 遠い世界 (ビッグコミックススペシャル)感想
ぐうぐう 氏の感想に私がこの漫画で読んだ全てが適切に書かれていて感服しました。本当にそのまま同じ想いです。「遠い国から」第一信から追伸まで収録してあり一気に読めたのが嬉しかったです。「鯖イバル」がシュール展開過ぎて諸星氏の発想に面食らいました。カオカオ様の抜粋しか知らなかったので、探し回って購入できて本当に良かった。諸星大二郎特選集、まだまだ発行して欲しいと思いました。
読了日:1月18日 著者:諸星大二郎
進撃の巨人 Before the fall(1) (シリウスコミックス)進撃の巨人 Before the fall(1) (シリウスコミックス)感想
画力は諌山氏よりも上手いが単調過ぎて、レビュー書く気も無かった。士貴氏がスピンオフ描いても元ネタの衝撃を反映していない。限界を感じました。進撃人気に便乗して描いても内容に限界を感じる。絵柄が好きな人には嬉しいでしょうが、私には続きを読む気が無くて、こういうストーリー何回も読んだ気がします。諌山進撃の成功の鍵は絵がヘタクソでも、読む側にはインパクト強すぎの謎を追う展開で、絵が上手いだけでは成功しないと思いました。漫画は画力重視派が多いがごめんなさい、絵が綺麗で上手いとしかほめる要素が皆無。むしろ進撃人気に便
読了日:1月21日 著者:士貴智志
青青(あお)の時代 (1) (潮漫画文庫)青青(あお)の時代 (1) (潮漫画文庫)感想
卑弥呼の話である事を敢えてネタバレさせない展開。気狂いの婆の世話をする壱与が甲斐甲斐しい、しかし気狂いの婆が若き頃に神託を聞く巫女であったが為に壱与は王位争いの為に利用され辛い体験をする事になる。心優しい壱与と忌み嫌われる埋葬人シビと出逢う事で壱与は人の温かさを知りシビも壱与の優しさ故に壱与を守る。二人の運命を変えた姉妹の巫女争いの真実の展開の話まで伏線とオチが山岸作品の醍醐味だった。王座を争う兄弟の内紛とそれを利用し巫女として生きる為の確執、三巻で驚くほどの伏線回収に圧倒された。どんどん怖くなる。
読了日:1月27日 著者:山岸凉子
青青(あお)の時代 (2) (潮漫画文庫)青青(あお)の時代 (2) (潮漫画文庫)感想
壱与がいじらしいほど優し過ぎて困る。真の巫女であったが為に妹に憎まれ策略に堕とされ巫女の性質の故に若くして気狂いになった婆、それでも壱与に愛され花一杯の墓を作ってもらい天に上る描写が印象的でこの花墓を提案したあたりからシビに対して読者の私は好意的になった。クガタチをやらせた妹の巫女には怒りを感じたがあの世界で己の権威を維持する為には、女はああいう事でしか生きていけなかったのかと思うと心苦しい。山岸作品は女性でも簡単に世界観に引き込まれ、女性の悲哀と愛を同時に織り交ぜ表現できるテクニックが素晴らしい。
読了日:1月27日 著者:山岸凉子
聲の形(2) (少年マガジンコミックス)聲の形(2) (少年マガジンコミックス)感想
本当に考えさせられる漫画です。西宮が将也にあれだけ虐められ月日が過ぎ再会し変わらず笑顔で接したのには驚き。西宮の心が天使なのか、将也が本音でぶつかってきた事で他の人達と違う何かを感じていたとしか解釈するしかない。障害をもつ人達は稀に普通の人間よりも思慮深く相手を観通す力があると言われていますが西宮の真意が知りたい。妹が男のフリをしてまで姉を守っていた、どれだけ辛い運命を背負い込んだんだろうと思います。もしも許せるなら将也が西宮の笑顔を守り続ける事で和解して欲しい。西宮が笑顔でずっと居られる最終話展開希望。
読了日:1月31日 著者:大今良時
青青(あお)の時代 (3) (潮漫画文庫)青青(あお)の時代 (3) (潮漫画文庫)感想
卑弥呼物語だと解る最終巻。日女子が巫女の才への壮絶な嫉妬心から姉を巫女の座から引きずり下ろし、大和の影の執政者となった経緯が恐ろしく描かれている。血の繋がった幼い壱与でさえ殺そうとする様は山岸漫画の真骨頂で儚く脆い女の心情と惨状の表現がこの巻でくっきり描かれている。殺された日女子の為に巻き添えに殉死(生き埋め)させられた女官達の見開きページには圧倒された。最後に壱与がシビに想いを告白するあたりでやっと来た明るい終わりで本当に「壱与が普通の人としての人生を選んで良かった」と思った。壱与もシビも健気過ぎる。
読了日:1月31日 著者:山岸凉子

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