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ノーラン監督の正義とは?

  01, 2013 16:08
★ネタバレ注意★

ダークナイトポスターより

ダークナイト(バットマン)三部作。

特に話題になったのが二作目のジョーカー登場の作品だが、
二作目を撮り終えた後にジョーカー役が薬物乱用(睡眠薬)での過剰摂取で死んでしまう。

役作りの為に、監督が役者に設定した環境はBGMにセックスピストルズ。
ガイキチ設定の為に悪名高い映画の「時計仕掛けのオレンジ」のような非道な主人公の
ものの考え方を役者に投影させてしまったのが悪かったのか・・・

三作目にもジョーカーが出る枠は用意していたらしい、

皮肉な事に三作目は一作目を見て居ないと意味が解らない展開になっていたのは有名。
一作目で、バットマンは悪の限りを知る為に自分から放浪の旅に出て
罪人として入所し刑務所で悪人の心理を知り、そこで謎の組織から招待を受け
影の軍団と言う世界を浄化させようとする組織で戦いの全てを学ぶ。

しかし、影の軍団の最終試験の「悪人殺し」を拒否し、リーダーと師匠を裏切り
ゴッサムに帰ってくる。
最後まで、彼は人を殺す事を最初から否定し続け、ジョーカーは殺さずに警察に突き出しで
終わる。

一作目での敵「影の軍団」は腐敗警官とマフィア撲滅の自浄計画であるゴッサムシテイの崩壊だが
彼は父親が愛したゴッサムを壊す事は受け入れられなかった。

影の軍団は世界中からの選ばれた人間の組織で、第一作で影の軍団は無くなったのではなく
計画を練りながら、虎視眈々とゴッサムと裏切り者のバットマンを狙っていた。
ゴッサムの危機を全世界に知らしめる事でこの世の悪を押し込めようとした計画は三作目で
見事にバットマン自らの命と引き換えにした事でバットマン=正義のシンボルとなった。
そして、彼の伝説が完成して終わってしまった。
(三作目でデント法の発案者のハービーデントが実は殺戮犯と言う事を知った市民は暴漢となった)

三作目は腐敗警官までもが地下に閉じ込められ、地上では暴漢と暴徒と化したゴッサム市民
と市民を操るベインとの戦いになる。

しかしベインもコマの一つに過ぎなかった。本当の敵は誰の心の中にでもある人間の欲望。
二作目でジョーカーに正義の試練を受けたはずのゴッサム市民でさえ
時の情勢でコロコロと市民は自分のうまみの為に標的を変える。

アメコミが原作のこの映画はノーラン監督の洗礼で観る側に
自分の価値観と正義との定義を投げかけられる。

常に私がノーラン監督と弟のジョセフが関わる全ての映像を見るのは
ノーラン監督からの問いかけに、これから一生をかけて自問自答するハメになってしまった。

娯楽映画で息抜きはするが、
死ぬまでに私はこの問いかけに答えを見つける自信が無い。

次は「マンオブスティール(スーパーマン)」8月30日に日本公開、
この作品では観る側にまたどういう演出で疑問符を問いかけるのか
それとも、少しのヒントをくれるのかが待ち遠しい。





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