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映画「恋の罪」

  14, 2013 00:32
「言葉なんか覚えるんじゃなかった!!」

恋の罪フライヤー

『恋の罪』英題:Guilty of Romance 2011年の日本映画。
監督 園子温
東京・渋谷区円山町のラブホテル街で発生した殺人事件を軸に、
事件を捜査する刑事、大学助教授、有名作家の妻。3人の女が抱える心の闇を描く。
1997年に渋谷区で発生した東電OL殺人事件が元ネタになっている。
作品の内容や、それまで清純派のイメージが強かった水野美紀がオールヌードになったことでも
注目を集め単館系の作品ながら興行収入一億円を突破するヒットとなった。
キャッチコピーは
「ようこそ、愛の地獄へ」

小説家妻試食販売の練習

上の画像は監督の園子温の奥さん「神楽坂恵」もちろん女優です。
劇中での役は有名な小説家の奥さんだったが、張り合いの無い生活に飽き、
暇潰し程度のスーパーの試食販売のアルバイトに・・・
店長に愛想が悪いと怒られ、家の鏡の前で全裸になり笑顔で試食販売の練習を。
この時点から彼女の心の歯車が徐々に狂いだす。

恋の罪、教授との再会

試食販売をして行くうちに、若い男性から言い寄られ、初めて主人以外の男性とSEXを体験。
その後、泥沼式にアダルトビデオの撮影所に連れ込まれる。
愛の無い快楽の性行為に対して、彼女は何も感じる事は無かったが、
円山町(ラブホテル街)でナンパされ、男に無理やりホテルに連れ込まれ小説家の旦那を裏切る事になる。
この相手の男が売春斡旋の仕事をしていたのが後半に解る。
元々、小説家の妻が堕ちる事は計画されていた事だった。

教授・夜の姿(売春婦)

やっとの事でラブホテルでの散々な罵倒の末に開放され、謎の売春婦に助けられる。
そして放心状態で、売春婦の行為を垣間見てしまう。
この売春婦が昼間は貞淑な大学教授の才女とは知らずに、彼女の理論武装に神楽は感化されていく。

大学構内での売春を体験した神楽は教授と意気投合し売春斡旋クラブに・・・・。

この教授も心に傷をかかえる人間だった。
父親に愛して欲しい願望の裏で祖母からは「母親と同じ淫乱の血が流れている」と常に叱咤されていた。
そして父親に愛してもらえない逆境から夜の顔を持つ事になる。
父親が死んだ今では自分の豪華な邸宅に平気で男性を連れ込む。

水野は刑事役で売春婦と謎の死体を捜査して行く内に二人の売春婦との繋がりと狂気の世界を見せ付けられる。
水野刑事もまた主人ではない男性との愛の快楽にはまり、目の前で繰りひろがれる惨酷な世界を知る事になる。

映画タイトル

円山町で発見されたバラバラ死体。
街で春を売る売春婦、デートクラブ、次々と失踪していく女達。

死に際の売春婦から頼まれた事。
すべてが繋がり、真相を知った水野もまた現実を生きる事を否定してしまう。
バラバラに堕ちて行く三人の女性。
もはや愛も恋もない快楽を男性に与えるだけの仕事、見返りの金で自分のプライドを保つ売春婦達。
三人の堕ちて行く先は違うが、映画館に夢を見に来た女性には精神的にキツイ映画だと思う。

主人公が男性の「ヒミズ」では味わえなかった倒錯した女性達の世界感が恐ろしい。

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